伊泉龍一 出版物詳細紹介

『アンティークアナトミータロット』

『アンティークアナトミータロット』

クレア・グッドチャイル著 伊泉龍一監修 みつじまちこ訳
¥4,180(税込)


アンティークアナトミータロット リーディングガイド

美しいカードデックと初心者にもわかりやすいリーディングガイドブックのセット。オカルティックな解剖学的イラストと繊細な植物イラストのコラボレーションで美しい箱入りセットでギフトにもおすすめ。

【目次】
はじめに/タロットの歴史/タロットの基礎/大アルカナと小アルカナ/数秘術とタロット/占星術とタロット/元素とタロット/色とタロット/タロットの使い方/デックの手入れ/スプレッド/カード・リーディング

『至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか』

『至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか』

ドン・ラティン著 伊泉 龍一訳
¥4,180(税込)


至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか

  六〇年代はアメリカの精神生活を一変させた。六〇年代は、その規模、その熱意、その純粋な創造性という点で前例のないほどの宗教的及びスピリチュアルな探求の爆発を引き起こした。『サンフランシスコ・クロニクル』紙の著名なジャーナリストのドン・ラティンが独特の洞察力とウィットと印象的な解説とともに、その並外れた時代のスピリチュアルな遺産の初めての包括的な調査を、その時代の最も突飛な実験の中心で育った人々の目を通して取り上げる。そして、ニューエイジの信念、フェミニストのスピリチュアリティ、東洋の諸宗教がどのようにして、そしてなぜアメリカの文化に、かくもしっかりと根を下ろしたのかを明らかにする。
  このアメリカのスピリチュアリティの当時と現在を巡る刺激的な旅の中で、ラティンはアメリカの信仰の中核的な共同体――プロテスタント、カトリック、ユダヤ教――の中での劇的な変化はもちろんのこと、エサレン・インスティテュート、ハレ・クリシュナ、バグワン・シュリー・ラジニーシの教団、統一教会、ヒッピーのコミューンなどさまざまなスピリチュアルな共同体に生まれた子供たちに何が起こったのかについて、綿密な取材を基に詳述する。
 その他にも、第二バチカン公会議、『魂のケア』の著者トーマス・ムーア、『奇跡のコース』とマリアン・ウィリアムソン、スピリット・ロック瞑想センター、仏教徒のパンクス、バーニング・マンとウィメンズ・テンプル、教会の中の同性愛、フリー・セックスを唱えるチルドレン・オブ・ゴッド、比較宗教学者ヒューストン・スミス、『ビー・ヒア・ナウ』の著者ラム・ダス、幻覚性ドラッグと宗教体験、福音派とクリスチャン・ロック、教会の中のドラッグとレイブ・パーティー、セルフヘルプのベストセラー著者ウェイン・ダイアー、チャネラーのJ・Z・ナイトと「ラムサ」、チャーチ・ユニヴァーサル・アンド・トライアンファントを率いた終末の預言者エリザベス・クレア・プロフェット等々、広範に及ぶ領域へと視野を広げながら、今日の宗教やスピリチュアリティの動向が、いかに六〇年代に始まった議論にそのルーツを持っているかを明らかにしていく。

【目次】
前書きと謝意
序 文
【第一部】〈六〇年代〉を探索する
第一章 エサレン・インスティテュートと〈六〇年代〉の最初の子供
第二章 神々の従者たち――希望を生き続ける
第三章 新たな啓示の中に奇跡を探して

【第二部】東洋へ向かって
第四章 ダーマ・キッズ―新たなアメリカの仏教徒の子供たち
第五章 ハレ・クリシュナにおける宗教的情熱と虐待
第六章 ラジニーシプラムに向かってうつむく

【第三部】セックスとドラッグとロックンロールと宗教
第七章 神とセックス―新しい道徳を探して
第八章 神とドラッグ―長く奇妙なトリップからの帰郷
第九章 神とロックンロール―保守的な福音主義者たちがエレクトリックへ進む

【第四部】失われた楽園
第十章 ムン牧師、救世主、そして次世代
第十一章 ニューエイジの預言者たちと暴利を貪る人たち
第十二章 コミューンとヒッピーの子供たち―ファームに嫌気が差して

結 論
原 注
訳者あとがき
索 引

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

ロバート・C・コトレル 著 伊泉 龍一 訳
¥6,930円(税込)


1960年代のアメリカ社会を激しく揺るがした「カウンターカルチャー」とは何だったのか?

その始まりから終焉までの流れを鮮やかに描き出しながら、その巨大なムーヴメントの実態を多角的な面から捉え直し、その全貌を改めて概観する。

・60年代のカウンターカルチャー以前のアメリカのボヘミアニズムやユートピア的な共同体主義。
・東洋のスピリチュアリティへと意識を向けたジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグらのビート・ジェネレーションからヘルマン・ヘッセのような文学者たち。
・オルダス・ハクスレーやティモシー・リアリーやラム・ダスやジョン・キージーのような精神探求や意識の拡張のためにドラッグを使用した先駆者たち。
・性の抑圧からの解放を訴えたヘルベルト・マルクーゼやノーマン・O・ブラウンやヴィルヘルム・ライヒの思想。
・各地で展開された反体制的なアンダーグラウンド出版。
・ディガーズによるフリー・フード・プログラムを中心とした反資本主義・反市場経済的な活動。
・行動主義心理学のB・F・スキナーのユートピア主義的な理想や各地に誕生した自給自足的なコミューンの状況。
・ヒッピーたちの記念すべき集会となったヘイト・アシュベリーでのヒューマン・ビーイン。
・ポピュラー・ミュージックの大規模な野外コンサートの原点となったウッドストック・フェスティバルやオルタモント・フェスティバルなど。 ・サンフランシスコでの「サマー・オブ・ラブ」から「ヒッピーの死」まで。
・国防総省での行進を始めとする大規模な反戦運動。
・アビー・ホフマンやジェリー・ルービンなどを含むシカゴ・セブンの裁判。
・ブラックパンサー党やイッピーやウェザーメンなどの急進派の活動。

「60年代のそのムーヴメントは一瞬盛り上がって単に消えてしまった過去の特異な社会現象というよりも、その後の新たな世界へと向かっていく出発点だったと捉え直してみることもできるのではないだろうか」(訳者あとがきより)。

【目次】
序文
・第1章 先駆者たち― ユートピアからハクスリーへ
・第2章 新たなアメリカのボヘミアのための吟遊詩人たち― アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックなどのビートたち
・第3章 ビートの継続する受容
・第4章 ハーバード大学からミルブルックへ― ティモシー・リアリー
・第5章 メリー・プランクスター― ケン・キージー
・第6章 セックスという魔法の万能薬と無政府主義の影響
・第7章 音楽の中の魔法
・第8章 カリフォルニア・ドリーミングとヘイト・アシュベリー
・第9章 合図を広める― 代替メディア
・第10章 本を読む人々
・第11章 ヒューマン・ビーインからサマー・オブ・ラブまで
・第12章 ヒッピーの死と初期の事後論議
・第13章 別の生き方の可能性
・第14章 革命の途中でヒッピーがイッピーになる
・第15章 路上での戦いと諸集団の最後の闘争
・第16章 対敵諜報活動プログラムとミレニアム
・第17章 陰謀、街頭で戦う男、世の終末
・第18章 それほどスローだったわけではない衰退
・第19章 今やすべてが終わりに
・訳者あとがき
・参考文献
・索引

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

ドン・ラティン著 伊泉 龍一訳
¥3,850(税込)


カウンターカルチャーの始まりからニューエイジへ至るまで、時代を激変させた4人の交差する人生の物語。

LSDを通じての悟りの提唱者であるハーバード大学の心理学者ティモシー・リアリー。 世界の諸宗教についての専門家でMITの哲学教授ヒューストン・スミス。 インドを旅して求道者「ラム・ダス」となり帰ってきたハーバード大学の心理学者リチャード・アルパート。 ホリスティック・ヘルスと自然食品に関する提唱者となったハーバード大学医学大学院出身のアンドルー・ワイル。サイケデリック・ドラッグによる意識の拡大の後、彼ら全員が知性から直観、機械論的思考から神秘主義、学究的から精神的、科学的からシャーマン的な方向へと向かっていった。
そして、それぞれが独自の方法で、マインド/ボディ/スピリット運動の先駆者となり、ヨガ、菜食主義、東洋の神秘主義を西洋世界に広め、私たちの世界観に大きな変化をもたらすことになった。 この並外れた4人がハーバード大学でどのようにして出会ったのか、そして彼らのサイケデリック・ドラッグの研究プロジェクトでの実験が、いかにして本人たちの人生を激変させ、1960年代から1970年代にかけてのアメリカの文化を揺るがすことになったのか。本書において著者ドン・ラティンは、宗教ジャーナリストの視点からサイケデリックな60年代を改めて振り返り、そしてその意義を改めて問い直す。

【目次】
序文
第一章 ケンブリッジへの四つの道
第二章 ターン・オン
第三章 罪人たちと聖人たち
第四章 クリムゾン・タイド
第五章 楽園の中の悩みの種
第六章 もし君がサンフランシスコにやってくるなら……
第七章 巡礼と亡命
第八章 エクスタシーの後……四つの人生
結論 ヒーラー、ティーチャー、トリックスター、シーカー
後記
参考文献
原資料への注
『ハーバード・サイケデリック・クラブ』への称賛
謝辞
訳者あとがき
索引

『アンコモン・ピープル ―「ロック・スター」の誕生から終焉まで』

『アンコモン・ピープル ―「ロック・スター」の誕生から終焉まで』

デヴィッド・ヘップワース 著 伊泉 龍一 訳
¥4,950(税込)


1950年代半ばに「ロック・スター」は誕生し、1990年代半ばにこの世を去った。 私たちは彼らの中に何を見たのか? 私たちは彼らから何を求めていたのか?

テレビの普及、ドラッグの蔓延、エレクトリック・ギターへの注目、LP盤レコードの隆盛、CDの発売、MTVの始まり、ライブ・エイドでの世界的注目、スタジアムへと拡大してくライブ会場、大企業のCMとのタイアップ、音楽雑誌の隆盛、インターネットの到来……。こうした変化の中で生き続けてきた社会的・文化的な現象としての「ロック・スター」という観点から、各々の年を特徴づける逸話を追っていく中で、次第に一つの大きな物語としてのポピュラー・ミュージックの年代記が形作られていく。

『アンコモン・ピープル ―「ロック・スター」の誕生から終焉まで』

【目次】
序文
1955年9月14日 最初のロック・スター リトル・リチャード
1956年9月26日 最初のロック・アイドル エルヴィス・プレスリー
1957年7月6日 最初のロック・ファンたちがグループを始める クオリーメン
1958年5月22日 バッド・ボーイが飛んでくる ジェリー・リー・ルイス
1959年2月3日 グッド・ボーイが飛んでいく バディ・ホリー
1960年7月1日 ギター・ヒーロー参上 ハンク・マーヴィン
1961年9月25日 少年が自分自身を作り出す ロバート・ジマーマン
1962年9月28日 うまく入り込んだ男 リンゴ・スター
1963年5月1日 うまく入り込めなかった男 イアン・スチュワート
1964年12月23日 悲劇的な天才としてのロック・スター ブライアン・ウィルソン
1965年9月26日 進行中のドラマとしてのロック・バンド ザ・フー
1966年10月1日 街の新たな長官 ジミ・ヘンドリックス
1967年6月18日 最初の女性のロック・スター ジャニス・ジョプリン
1968年5月15日 オリュンポスからの眺め ポール・マッカートニー
1969年8月9日 悪魔の職分 ブラック・サバス
1970年6月24日 ロックの神がオカルトを抱擁する ジム・モリソン
1971年5月16日 再起 ルー・リード
1972年7月26日 ロックが上流社会へ向かう ローリング・ストーンズ
1973年7月3日 「ロック・スター」の引退 デヴィッド・ボウイ
1974年8月6日 複雑な世界の中でのロック ブルース・スプリングスティーン
1975年7月18日 最高のロックが常にロックであるとは限らない ボブ・マーリー
1976年7月4日 Ⅹファクター スティーヴィー・ニックス
1977年8月16日 死はビジネスにとって好ましい エルヴィス・プレスリー
1978年12月9日 チャートの頂点のラズベリー イアン・デューリー
1979年8月8日 神々の黄昏 レッド・ツェッペリン
1980年12月8日 ファンによる殺害 ジョン・レノン
1981年8月13日 セックス、暴力、テレビ デュラン・デュラン
1982年3月19日 巡業の炎上 オジー・オズボーン
1983年9月31日 ロック・スターたちのバカらしさ スパイナル・タップ
1984年1月27日 燃え上がるスーパースター マイケル・ジャクソン
1985年7月13日 ダンパーから聖人へ ボブ・ゲルドフ
1986年7月16日 間近にいるロックの王族 ボブ・ディラン
1987年8月1日 それらしく見える アクセル・ローズ
1988年9月9日 クローゼットを片づける エルトン・ジョン
1989年3月21日 浄化と節酒 ボニー・レイト
1990年5月29日 セレブとしてのロック・スター マドンナ
1991年11月24日 パーティーの終わり フレディ・マーキュリー
1992年5月7日 度を超す人間 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
1993年6月7日 経歴を自滅させる プリンス
1994年4月5日 最後のロック・スター カート・コバーン
1995年8月9日 オタクの逆襲 マーク・アンドリーセン
終幕

参考文献
写真許諾
謝辞
訳者あとがき
索引
 

 

『アイコニック・タロット イタリア・ルネサンスの寓意画から現代のタロット・アートの世界まで』

『アイコニック・タロット イタリア・ルネサンスの寓意画から現代のタロット・アートの世界まで』

サラ・バートレット 著 伊泉 龍一 監修・翻訳
¥2,970(税込)


タロットカードは、そのデザインも図柄も多種多様。 本書では、世界に無数に存在するタロットデックの中でも、特に美しい56種を紹介。 制作の背景、図柄に込められた思い、歴史の愛憎など、神秘と謎に包まれたタロットに迫る。

アイコニック・タロット イタリア・ルネサンスの寓意画から現代のタロット・アートの世界まで

【目次】
本書を読む前に─監修者前書き─/序文/タロットの使い方/タロットの歴史/
第1章:影響力をもつデック/第2章:初心者のための占い用デック/
第3章:アートとしてのタロットとコレクターズアイテムとしてのタロット/
第4章:秘教的デックとオカルト・デック/第5章:現代のデック/終わりに/索引

【出版社からのコメント】
タロットカードは、基本的な構成はほぼ同じながら、カードに込められた意味、使用されているシンボル、
デザインなど、時代・地域・製作者によって、実に多種多様です。
本書は、タロットカードの歴史的変遷やその占い的使用法、意味などにも触れつつ、
そのアート性に焦点を当てて紹介しています。
占いや歴史的な側面を深堀りしたタロット本は数あれど、そのア―ト性、
シンボル・図柄の種類をここまで網羅したものはかつてなく、
そのバラエティの多さは一見の価値あり。
もっともポピュラーな『RWS(ライダー=ウェイト=スミス)』版から、
アレイスター・クロウリーらオカルトに傾倒したクリエイターによる神秘的なデック、
ダリの描いた自画像的デック、現代のCGを駆使して描かれたファンタジーデックなど、
美しく、興味深いタロット満載です。

『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ -いかにしてオカルトはロックンロールを救ったのか』

『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ -いかにしてオカルトはロックンロールを救ったのか』

ピーター・ビーバガル 著 伊泉 龍一 訳
¥3,410(税込)


ロバート・ジョンソン、シド・バレット、ビートルズ、ドノヴァン、ローリング・ストーンズ、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、アーサー・ブラウン、デヴィッド・ボウイ、サイキックTV、キリング・ジョーク、ホークウインド、キング・クリムゾン、イエス……。それらの背後で作動し続けたディオニュソス神話、ブードゥー、ヒンドゥー教、ロマン派、象徴派、カバラ、アレイスター・クロウリー、ブラバツキー夫人等々の宗教・神話・芸術・神秘思想に由来する「オカルトの想像力」を浮き彫りにする。
アフリカの宗教音楽からブルースへ。50年代のロックンロール。60年代のフォークソング、サイケデリック・ロック。70年代から80年代にかけてのハード・ロック、グラム・ロック、プログレッシブ・ロック、クラウト・ロック、エレクトロニック・ミュージック、ヘヴィ・メタル、インダストリアル・ロック、ポスト・パンク、ゴシック・ロック。さらには2000年代のドゥーム・メタルやストーナー・ロックまで。
「オカルト」を主軸としたポピュラー・ミュージックの斬新なナラティヴ・ヒストリー。

【目次】
序文 ウィー・アー・オール・イニシエイツ・ナウ
第1章 (ユー・メイク・ミー・ワナ)シャウト
第2章 リラックス・アンド・フロート・ダウンストリーム
第3章 ザ・デヴィル・ライズ・アウト
第4章 ザ・ツリー・オブ・ライフ
第5章 スペース・リチュアル
第6章 ゴールデーン・ドーン
参考・引用文献
謝辞
訳者あとがき
索引

『ストレンジ・スターズ ―デヴィッド・ボウイ、ポップ・ミュージック、そしてSFが激発した十年』

『ストレンジ・スターズ ―デヴィッド・ボウイ、ポップ・ミュージック、そしてSFが激発した十年』

ジェイソン・ヘラー 著 伊泉 龍一 訳
¥3,850(税込)


ヒューゴ賞受賞作家で音楽ジャーナリストの著者が、ポピュラー・ミュージック及びポピュラー・カルチャーへのサイエンス・フィクションからの大きな影響について風変わりで大胆なストーリーを踏査していく。

1960年代が終わりに近づき、古い慣習が、セックス、ドラッグ、ロックンロールで浮かれ騒ぐ新種の自由へと取って代われたとき、デヴィッド・ボウイは『2001年宇宙の旅』を見るため、ロンドンの映画館の空いている張り出し席に紛れ込んだ。そして、彼はすっかり別の姿になって現れてきた……。
そして実際にボウイは、人類が遠い世界に望遠鏡の照準を合わせたとき、かつて変人たちが好むくだらないものとして片づけられていたサイエンス・フィクションの世界を、60年代に始まった革命を継続するのに必要な促進剤としてみなすよう他のロック・スターたちを先導したのだ。

著者ジェイソン・ヘラーは『ストレンジ・スターズ』の中で、サイファイとポップ・ミュージックを、言葉、サウンド、この世ならざるイメージを使って創造可能なものの展望を拡張するために互いに頼り合っていた並行勢力として捉え直す。崇拝されているミュージシャンたちの一世代全体を、彼はサイファイに夢中になった魔法使いたちとして描き出していく。カリフォルニア大学バークリー校で宇宙の中の黒人について講義を行うサン・ラー、アポロ11号の月面着陸のBBCの番組で即興ライブを行うピンク・フロイド、「紫がかったか霞」を抽出するジミ・ヘンドリクス、『スターウォーズ』の波に乗ったディスコ・チャートのトップ、シンセサイザーを巧みに操るポストパンク……。
コミック・コンの熱狂者、スーパーヒーローの大ヒット作、古典的なサイファイのリブートといった今日のカルチャーによって、奇妙な趣味に打ち込む変人たちがついに勝利したとのだと私たちが考えてしまっているのだとしても、『ストレンジ・スターズ』は比類なき創造性――雑誌、小説、映画、レコード、コンサートの中での創造性――に満ちた時代を生き返らせ、すでにそうした変人たちがこれまでもずっと勝利し続けてきたのだということを明らかにする。

【目次】
序文
第1章 今日は星々がまるで違って見える―60年代の終わり
第2章 踊る高名な宇宙飛行士たち―1970年
第3章 イン・サーチ・オブ・スペース―1971年
第4章 俺はスペース・インベーダーだ―1972年
第5章 彗星のメロディー―1973年
第6章 電気回路の精神の神秘―1974年
第7章 お前たちのメモリーバンクは、
このファンクを忘れてしまっている―1975年
第8章 この見知らぬ装置に何ができるのか?―1976年
第9章 遠い惑星、そこから私はやってきている―1977年
第10章 宇宙のジャンクに激突される―1978年
第11章 機械がロックするとき―1979年
第12章 惑星は輝いている―80年代の始まり

原注
ディスコグラフィー
謝辞
訳者あとがき
索引

『タロット大全―歴史から図像まで』

『タロット大全―歴史から図像まで』

伊泉 龍一著
¥4,950(税込)


何百年もの間、時の流れとともに変わり続けてきたタロット。多種多様な絵柄の中には、その時代の空気や人々の世界観が封じ込められている。そのすべてを解き放つ、タロット研究書の決定版。

『エッセンシャル・ルノルマン ―的確で実践的な占いへのガイド』

『エッセンシャル・ルノルマン ―的確で実践的な占いへのガイド』

ラナ・ジョージ 著 伊泉龍一、田中美和子 訳
¥3,850(税込)


21世紀のルノルマンの復興の原動力となった実践書の完全日本語訳。 アメリカを代表するルノルマン・カードの実践家が、長年にわたるリーディングの経験を基に、その技法と秘訣を徹底解説。 掲載カード:『ルノルマン・オラクル』

「ラナ・ジョージよりも優れた教師は見つけられない」―メアリー・K・グリア

各カードの意味、コンビネーションの解釈、スプレッド、リーディングの技法など、ルノルマンを実践する上で知りたいことのすべてを網羅。 ヨーロッパのルノルマンの伝統を踏襲しながらも、カード占いファン待望のタロットとルノルマンを組み合わせた画期的なリーディング方法まで紹介。

『占星術と神々の物語 ―ホロスコープの中の元型』

『占星術と神々の物語 ―ホロスコープの中の元型』

アリエル・ガットマン、ケネス・ジョンソン 著 伊泉 龍一、nico 訳
¥4,400(税込)


シュメール、バビロニア、ギリシャ、ローマ、インドなどを巡る古代の神々の物語12星座と惑星の元型的な意味を「神話」を通して理解する占星術の象徴を深く学んでいくための必読書!

C・G・ユング、エーリッヒ・ノイマン、マリー・ルイーゼ・フォン・フランツなどの心理学、ジョーゼフ・キャンベルやカール・ケレーニイの神話学、マリヤ・ギンブ タスの考古学、リーアン・アイスラーのフェミニズム論、デーン・ルディヤのヒューマニスティック占星術などを渉猟しながら書かれた「現代占星術」の金字塔です。

『生命の木-ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』

『生命の木-ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』

ジョン・マイケル・グリア著 伊泉龍一訳
¥4,400(税込)


「ゴールデン・ドーンの伝統」に基づくカバラを徹底解説した決定版的入門書。
生命の木の基本構造から10のスフィアーと22のパスの全ての象徴的意味に至るまで完全網羅。
占星術の星座・惑星、及びタロットの絵との関連から瞑想やパスワーキングの実践等も詳細に解説。

本書は1996年の初版以来、現代の儀式魔術の核心にあるカバラ魔術の哲学と象徴への入門の決定版として読み継がれてきました。
本書で解説されているのは、現代のカバラ魔術の中でも最も広く実践されているゴールデン・ドーンの伝統に基づくカバラです。
生命の木の全体的な構造、10のスフィアーと22のパスの全ての象徴的意味の詳細な解説ももちろんのこと、占星術の星座や惑星、タロットとの関係を始め、類書の中ではあまり触れられることのない要素までが網羅されています。
実践面では、初心者でも独学で始められる瞑想やパスワーキング等の方法も丁寧に解説されています。

『ホリスティック・タロット―個人的成長のための統合的アプローチ 全2巻セット』

『ホリスティック・タロット―個人的成長のための統合的アプローチ 全2巻セット』

ベネベル・ウェン著 伊泉龍一訳 水柿由香共訳
¥8,580(税込)


出版と同時に、欧米の多数のプロのタロティストたちから絶賛の声が寄せられた話題の本が日本語訳に!

長年、タロットは「占い」のツールとして使われてきました。
それに対して、本書の著者ベネベル・ウェンは、 タロットを通して意識下の知識や創造性に触れていくための方法を提示しています。
それによってタロットは「未来を予言する」ことや「決められた運命を告げる」ためのものではなく、 今ここでの問題に向き合い個人の成長を促すためのツールにすること、それが本書のタロットへのアプローチです。
初心者にとっては、本書に含まれている包括的な情報と明解な説明が、 これからタロットの世界へ入っていくための最良のガイドとなるはずです。プロのタロット・リーダーにとっては、 500以上の図解とともに豊富なスプレッドと実践上の解釈例が、 より本格的なリーディングへステップアップするのに有益な指針となるでしょう。

お知らせと訂正
■「ホリスティック・タロット」1巻P121、「悪魔」のカードの星座記号の表記に間違いがありました。

著作訂正

■「ホリスティック・タロット」2巻P22の図中の表記に間違いがありました。

<<能動的大アルカナの左側>>
誤:陰 受動的エネルギー
正:陽 能動的エネルギー
正しく修正した図を掲載した資料をご用意いたしました。下記のリンクよりダウンロードいただけます。
PDF(修正資料)ダウンロード>>

謹んでお詫び申し上げます。

『ラーニング・ルノルマン』

『ラーニング・ルノルマン』

マーカス・カッツ/タリ・グッドウィン著 伊泉龍一、七海くらら、田中美和子訳
¥3,300(税込)


あなたの感性と直観で読み解くルノルマン・カード占い。
タロット・カードよりもシンプルでフレキシブル。
英米で話題の『ラーニング・ルノルマン』が待望の日本語訳に!

近年日本でもルノルマン・カードを使った占いの人気が高まっています。
本書はルノルマン・カード占いに必要な情報を一冊にまとめた、海外で話題となっている解説書です。

一枚一枚のカードの意味、コンビネーションの読み方、「グラン・タブロー」と呼ばれる高度なスプレッドまで、段階を踏んで学ぶことができます。

『タロットの宇宙』

『タロットの宇宙』

アレハンドロ・ホドロフスキー/マリアンヌ・コスタ 著 伊泉龍一 監修 黒岩卓 訳
¥7,840(税込)


カルト映画界の鬼才アレハンドロ・ホドロフスキーによる、半世紀にわたるタロット研究の集大成。タロット・リーディングに必須の基礎的な諸要素に加え、数秘学、心理学、神話学、宗教学、図像学などを応用して行う重層的なタロット解釈の秘訣や、インスピレーションを高める方法、リーディング・セラピーの豊富な実例など、入門者から熟練者まで必読

『シークレット・オブ・ザ・タロット――世界で最も有名なタロットの謎と真実』

『シークレット・オブ・ザ・タロット――世界で最も有名なタロットの謎と真実』

マーカス・カッツ/タリ・グッドウィン著 伊泉龍一訳
¥3,850(税込)


なぜ「ワンドのクイーン」のカードに黒猫が描かれているのか? 「力」のカードに描かれている女性のモデルとなった人物は誰なのか? ウェイト=スミス・タロットを誕生させたふたりの作者が、その絵に込めた真の意図とは……。カードが出版された1909年のイギリスへと時代を遡り、秘められた真実をひもときます。
本書には類書にはない際立った特徴があります。それはカードの絵の解読のための鍵を探し、画家パメラ・コールマン・スミスの生涯へと光を当てていくというアプローチです。この試みは非常に新鮮な切り口となり、ウェイト=スミス・タロットに対する解釈の新たな地平の広がりを垣間見させてくれるものとなりました。ぜひ、日本のタロット・ファンに、そしてパメラの描いたウェイト=スミス・タロットの絵が好きで、その背景となっている世界にまで思いを馳せる方々に読んでいただきたい一冊です。

お知らせと訂正
■『シークレット・オブ・ザ・タロット』訳注番号表記訂正のお知らせ

「シークレット・オブ・ザ・タロット」P118の下段に記載されている訳注「226」から「233」の番号表記に訂正があります。
正しくは「225」から「232」となります。
謹んでお詫び申し上げます。

『占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで』

『占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで』

ケヴィン・バーグ著 伊泉龍一訳
¥3,300(税込)


初心者からプロまで、ホロスコープの解釈に必要な知識が、この一冊に凝縮。専門的な「アスペクト」の紹介、また多数のアスペクト・パターン、小惑星カイロン、月のノードなどについての詳細な解釈、そしてチャートの総合的な判断の手順などをこれまでの類書には見られないほど丁寧に解説。占星術を素早くかつ自信を持って実践したい人、必読の書。

お知らせと訂正
■『占星術完全ガイド』図版訂正のお知らせ

<<フォールの欄の10段目の惑星の表記>>
著作訂正
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謹んでお詫び申し上げます。

『タロットの書 ――叡智の78の段階』

『タロットの書 ――叡智の78の段階』

レイチェル・ポラック著 伊泉龍一訳
¥3,300(税込)


世界中のタロティストたちが絶賛する世界的タロット・バイブルを完訳。大アルカナ、小アルカナ78枚すべてのカードを起源、象徴性、心理学的影響、および歴史的・神話的・秘教的背景の側面から徹底的に解説された貴重な一冊。 ケルティック・クロスをはじめ、著者のオリジナルスプレッドや生命の木など、スプレッドが豊富に掲載され、詳細なサンプル・リーディングがさらなる理解の一助に。

『西洋手相術の世界 -『手』に宿された星々の言葉-』

『西洋手相術の世界 -『手』に宿された星々の言葉-』

伊泉 龍一著 ジューン 澁澤著
¥3,080(税込)


「手」から本当の自分、運命、未来を解き明かす― 第1部では星々と深くつながりを持つ手相の見方を「しくみ」、「理屈」を前提として解説。 持って生まれた運命から未来まで、誰でも自分で手相を観ることができるようになります。 第2部では手相術の起源から、辿ってきた歴史、そして現代に伝わる手相術の体系を完全解明。西洋手相術研究の第一歩が、ここからはじまります。

『ラーニング・ザ・タロット -タロット・マスターになるための18のレッスン-』

『ラーニング・ザ・タロット -タロット・マスターになるための18のレッスン-』

ジョアン・バニング著 伊泉 龍一訳(税込)
¥3,520(税込)


アメリカで大ベストセラーのタロット入門書を西洋占術研究の第一人者、伊泉龍一が翻訳。 90年代から発展を続けるモダン・タロットのテクニックが満載の充実したテキスト・ブック。あなたの「今」が見えてくる。

『数秘術の世界 -Modern Numerology Lesson あなたの人生を導く『数』の神秘-』

『数秘術の世界 -Modern Numerology Lesson あなたの人生を導く『数』の神秘-』

伊泉 龍一著 早田 みず紀著
¥2,640(税込)


第1部は「ヌメロロジーとは何か」から始まり、その人の「性格」・「才能」・「人生の目的」・「魂の求めるもの」などを数から導き出す具体的な方法とメッセージを、さらに、「未来予知」や「相性診断」に至るまで、あらゆるヌメロロジーについて紹介。(早田みず紀さん執筆) 第2部ではより本格的にヌメロロジーを勉強したい人のために、起源や歴史、さらに進んだヌメロロジーの理論などを詳しく説明。(伊泉龍一さん執筆) 初めての人から専門的に知りたい人まで満足できる現代数秘術の決定版!

『数秘術完全マスターガイド -ナンバーで運命を切り拓く モダン・ヌメロロジー14のレッスン-』

『数秘術完全マスターガイド -ナンバーで運命を切り拓く モダン・ヌメロロジー14のレッスン-』

伊泉 龍一著 斎木 サヤカ著
¥3,960(税込)


日本で初めて紹介されるナンバーを始め、数秘術のテクニックが満載。生年月日と名前から導かれる『数』があなたの可能性を開花させ、最大限の才能と魅力を引き出す。『数』の発しているメッセージに耳を傾けてください。

【出版社からのコメント】
本書は、2006年に発売された『数秘術の世界』(駒草出版)を導入のための書と位置づけるとすると、次の段階に進むための書といえる。生年月日と名前を使ってナンバーを導き出す基本テクニックは変わらないが、今回は自分の中の資質、魂、外面性、内面性に生ずる差異を徹底的に掘り下げることにより、潜在している自分の可能性を最大限に引き出すことができるものとなっている。また過去を振り返ることにより、未来への道しるべを明るく照らし出すことにも役立てることができるだろう。
 

 

『ルノルマン・カードの世界』

『ルノルマン・カードの世界』

桜野カレン著 伊泉龍一著 熊谷健 イラスト
¥3,740(税込)


近年、人気の高まっているルノルマン・カード占いを実践的に解説。 基礎から段階的にリーディングの技術が学べます! 描き下ろしオリジナルカード付き!

★カードの意味、リーディングのテクニック、基礎的なスプレッド、高度なグラン・タブローを段階的に学べる構成。

★つまずきやすいポイントを適切にリサーチ、それに対して丁寧に解説がされているので、どう読んだらいいのかと迷った場合にも対応しやすい。

★日本ではあまり知られていない歴史や起源についても紹介されており、成立した経緯や背景を知る事が出来て、より理解が深まる。

★オリジナルカード付きなので、すぐに実践して学ぶことが出来る。
特に人物カードは通常のカードセットより枚数を増やし、複雑な人間関係もカードによって解き明かすことが可能!

【目次】

はじめに
第1章 カードの解説
1 騎士/2 クローバー/3 船/4 家/5 樹木/6 雲/7 ヘビ/8 棺/9 花束/10 鎌/11 鞭/12 鳥/13 子供/14 キツネ/15 熊/16 星/17 コウノトリ/18 犬/19 塔/20 庭園/21 山/22 道/23 ネズミ/24 ハート/25 指輪/26 本/27 手紙/28 紳士/29 淑女/30 ユリ/31 太陽/32 月/33 鍵/34 魚/35 錨/36 クロス
第2章 グラン・タブローへの道
ステップ1:ワンカード・オラクル/ステップ2:コンビネーション・リーディング/ステップ3:キーカードを使う/ステップ4:キーカードの周辺のカードを読む/ステップ5:キーカード周辺の解釈を深める/ステップ6:36枚グラン・タブローを学ぶ
第3章 いかにしてルノルマン・カードは誕生したのか
付録1 キーワード・リスト
付録2 コンビネーション・リーディング
付録3 キーカード・ガイド
参考文献
おわりに


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