伊泉龍一オフィシャルブログのご紹介

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Finder --映画・TVドラマの中の音楽・インテリア・建築・デザインなど

映画やTVドラマなどを観ていて、その中で流れてくる音楽、撮影に使われた建築やセットのデザイン、舞台の背景となるインテリア、登場人物が手にしているガジェットやプロダクトなどが気になったことはありませんか?
このブログでは、映画やTVドラマの中に登場するさまざまなものを調べて紹介していきます。そうしたものにも目を向けてみると、映画やTVドラマが今まで以上に楽しくなるはずです。映画、TVドラマ、音楽、建築、インテリアのどれかに興味がある方に、また自分と同じようにそのどれもが寝ても覚めても好きでたまらないという方に、面白いと思ってくれるような記事を発見してもらえたらという思いで書いています。

伊泉龍一に関する出版物

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

ロバート・C・コトレル 著 伊泉 龍一 訳
¥6,930円(税込)


1960年代のアメリカ社会を激しく揺るがした「カウンターカルチャー」とは何だったのか?

その始まりから終焉までの流れを鮮やかに描き出しながら、その巨大なムーヴメントの実態を多角的な面から捉え直し、その全貌を改めて概観する。

・60年代のカウンターカルチャー以前のアメリカのボヘミアニズムやユートピア的な共同体主義。
・東洋のスピリチュアリティへと意識を向けたジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグらのビート・ジェネレーションからヘルマン・ヘッセのような文学者たち。
・オルダス・ハクスレーやティモシー・リアリーやラム・ダスやジョン・キージーのような精神探求や意識の拡張のためにドラッグを使用した先駆者たち。
・性の抑圧からの解放を訴えたヘルベルト・マルクーゼやノーマン・O・ブラウンやヴィルヘルム・ライヒの思想。
・各地で展開された反体制的なアンダーグラウンド出版。
・ディガーズによるフリー・フード・プログラムを中心とした反資本主義・反市場経済的な活動。
・行動主義心理学のB・F・スキナーのユートピア主義的な理想や各地に誕生した自給自足的なコミューンの状況。
・ヒッピーたちの記念すべき集会となったヘイト・アシュベリーでのヒューマン・ビーイン。
・ポピュラー・ミュージックの大規模な野外コンサートの原点となったウッドストック・フェスティバルやオルタモント・フェスティバルなど。 ・サンフランシスコでの「サマー・オブ・ラブ」から「ヒッピーの死」まで。
・国防総省での行進を始めとする大規模な反戦運動。
・アビー・ホフマンやジェリー・ルービンなどを含むシカゴ・セブンの裁判。
・ブラックパンサー党やイッピーやウェザーメンなどの急進派の活動。

「60年代のそのムーヴメントは一瞬盛り上がって単に消えてしまった過去の特異な社会現象というよりも、その後の新たな世界へと向かっていく出発点だったと捉え直してみることもできるのではないだろうか」(訳者あとがきより)。

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

ドン・ラティン著 伊泉 龍一訳
¥3,850(税込)


カウンターカルチャーの始まりからニューエイジへ至るまで、時代を激変させた4人の交差する人生の物語。

LSDを通じての悟りの提唱者であるハーバード大学の心理学者ティモシー・リアリー。 世界の諸宗教についての専門家でMITの哲学教授ヒューストン・スミス。 インドを旅して求道者「ラム・ダス」となり帰ってきたハーバード大学の心理学者リチャード・アルパート。 ホリスティック・ヘルスと自然食品に関する提唱者となったハーバード大学医学大学院出身のアンドルー・ワイル。サイケデリック・ドラッグによる意識の拡大の後、彼ら全員が知性から直観、機械論的思考から神秘主義、学究的から精神的、科学的からシャーマン的な方向へと向かっていった。
そして、それぞれが独自の方法で、マインド/ボディ/スピリット運動の先駆者となり、ヨガ、菜食主義、東洋の神秘主義を西洋世界に広め、私たちの世界観に大きな変化をもたらすことになった。 この並外れた4人がハーバード大学でどのようにして出会ったのか、そして彼らのサイケデリック・ドラッグの研究プロジェクトでの実験が、いかにして本人たちの人生を激変させ、1960年代から1970年代にかけてのアメリカの文化を揺るがすことになったのか。本書において著者ドン・ラティンは、宗教ジャーナリストの視点からサイケデリックな60年代を改めて振り返り、そしてその意義を改めて問い直す。

『アンコモン・ピープル ―「ロック・スター」の誕生から終焉まで』

『アンコモン・ピープル ―「ロック・スター」の誕生から終焉まで』

デヴィッド・ヘップワース 著 伊泉 龍一 訳
¥4,950(税込)


1950年代半ばに「ロック・スター」は誕生し、1990年代半ばにこの世を去った。 私たちは彼らの中に何を見たのか? 私たちは彼らから何を求めていたのか?

テレビの普及、ドラッグの蔓延、エレクトリック・ギターへの注目、LP盤レコードの隆盛、CDの発売、MTVの始まり、ライブ・エイドでの世界的注目、スタジアムへと拡大してくライブ会場、大企業のCMとのタイアップ、音楽雑誌の隆盛、インターネットの到来……。こうした変化の中で生き続けてきた社会的・文化的な現象としての「ロック・スター」という観点から、各々の年を特徴づける逸話を追っていく中で、次第に一つの大きな物語としてのポピュラー・ミュージックの年代記が形作られていく。

『アイコニック・タロット イタリア・ルネサンスの寓意画から現代のタロット・アートの世界まで』

『アイコニック・タロット イタリア・ルネサンスの寓意画から現代のタロット・アートの世界まで』

サラ・バートレット 著 伊泉 龍一 監修・翻訳
¥2,970(税込)


タロットカードは、そのデザインも図柄も多種多様。 本書では、世界に無数に存在するタロットデックの中でも、特に美しい56種を紹介。 制作の背景、図柄に込められた思い、歴史の愛憎など、神秘と謎に包まれたタロットに迫る。


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PROFILE

伊泉龍一(いずみりゅういち)

翻訳家・作家。主に音楽・映画・インテリア・建築・アート・フード&ドリンクに関 するブログを書いたり、本の翻訳や執筆をしています。

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