伊泉龍一オフィシャルブログのご紹介

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Finder --映画・TVドラマの中の音楽・インテリア・建築・デザインなど

映画やTVドラマなどを観ていて、その中で流れてくる音楽、撮影に使われた建築やセットのデザイン、舞台の背景となるインテリア、登場人物が手にしているガジェットやプロダクトなどが気になったことはありませんか?
このブログでは、映画やTVドラマの中に登場するさまざまなものを調べて紹介していきます。そうしたものにも目を向けてみると、映画やTVドラマが今まで以上に楽しくなるはずです。映画、TVドラマ、音楽、建築、インテリアのどれかに興味がある方に、また自分と同じようにそのどれもが寝ても覚めても好きでたまらないという方に、面白いと思ってくれるような記事を発見してもらえたらという思いで書いています。

伊泉龍一に関する出版物

『アンティークアナトミータロット』

『アンティークアナトミータロット』

クレア・グッドチャイル著 伊泉龍一監修 みつじまちこ訳
¥4,180(税込)


アンティークアナトミータロット リーディングガイド

美しいカードデックと初心者にもわかりやすいリーディングガイドブックのセット。オカルティックな解剖学的イラストと繊細な植物イラストのコラボレーションで美しい箱入りセットでギフトにもおすすめ。

『至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか』

『至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか』

ドン・ラティン著 伊泉 龍一訳
¥4,180(税込)


至福を追い求めて ―60年代のスピリチュアルな理想が 現代の私たちの生き方をいかに形作っているか

  六〇年代はアメリカの精神生活を一変させた。六〇年代は、その規模、その熱意、その純粋な創造性という点で前例のないほどの宗教的及びスピリチュアルな探求の爆発を引き起こした。『サンフランシスコ・クロニクル』紙の著名なジャーナリストのドン・ラティンが独特の洞察力とウィットと印象的な解説とともに、その並外れた時代のスピリチュアルな遺産の初めての包括的な調査を、その時代の最も突飛な実験の中心で育った人々の目を通して取り上げる。そして、ニューエイジの信念、フェミニストのスピリチュアリティ、東洋の諸宗教がどのようにして、そしてなぜアメリカの文化に、かくもしっかりと根を下ろしたのかを明らかにする。
  このアメリカのスピリチュアリティの当時と現在を巡る刺激的な旅の中で、ラティンはアメリカの信仰の中核的な共同体――プロテスタント、カトリック、ユダヤ教――の中での劇的な変化はもちろんのこと、エサレン・インスティテュート、ハレ・クリシュナ、バグワン・シュリー・ラジニーシの教団、統一教会、ヒッピーのコミューンなどさまざまなスピリチュアルな共同体に生まれた子供たちに何が起こったのかについて、綿密な取材を基に詳述する。
 その他にも、第二バチカン公会議、『魂のケア』の著者トーマス・ムーア、『奇跡のコース』とマリアン・ウィリアムソン、スピリット・ロック瞑想センター、仏教徒のパンクス、バーニング・マンとウィメンズ・テンプル、教会の中の同性愛、フリー・セックスを唱えるチルドレン・オブ・ゴッド、比較宗教学者ヒューストン・スミス、『ビー・ヒア・ナウ』の著者ラム・ダス、幻覚性ドラッグと宗教体験、福音派とクリスチャン・ロック、教会の中のドラッグとレイブ・パーティー、セルフヘルプのベストセラー著者ウェイン・ダイアー、チャネラーのJ・Z・ナイトと「ラムサ」、チャーチ・ユニヴァーサル・アンド・トライアンファントを率いた終末の預言者エリザベス・クレア・プロフェット等々、広範に及ぶ領域へと視野を広げながら、今日の宗教やスピリチュアリティの動向が、いかに六〇年代に始まった議論にそのルーツを持っているかを明らかにしていく。

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

『60sカウンターカルチャー ~セックス・ドラッグ・ロックンロール』

ロバート・C・コトレル 著 伊泉 龍一 訳
¥6,930円(税込)


1960年代のアメリカ社会を激しく揺るがした「カウンターカルチャー」とは何だったのか?

その始まりから終焉までの流れを鮮やかに描き出しながら、その巨大なムーヴメントの実態を多角的な面から捉え直し、その全貌を改めて概観する。

・60年代のカウンターカルチャー以前のアメリカのボヘミアニズムやユートピア的な共同体主義。
・東洋のスピリチュアリティへと意識を向けたジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグらのビート・ジェネレーションからヘルマン・ヘッセのような文学者たち。
・オルダス・ハクスレーやティモシー・リアリーやラム・ダスやジョン・キージーのような精神探求や意識の拡張のためにドラッグを使用した先駆者たち。
・性の抑圧からの解放を訴えたヘルベルト・マルクーゼやノーマン・O・ブラウンやヴィルヘルム・ライヒの思想。
・各地で展開された反体制的なアンダーグラウンド出版。
・ディガーズによるフリー・フード・プログラムを中心とした反資本主義・反市場経済的な活動。
・行動主義心理学のB・F・スキナーのユートピア主義的な理想や各地に誕生した自給自足的なコミューンの状況。
・ヒッピーたちの記念すべき集会となったヘイト・アシュベリーでのヒューマン・ビーイン。
・ポピュラー・ミュージックの大規模な野外コンサートの原点となったウッドストック・フェスティバルやオルタモント・フェスティバルなど。 ・サンフランシスコでの「サマー・オブ・ラブ」から「ヒッピーの死」まで。
・国防総省での行進を始めとする大規模な反戦運動。
・アビー・ホフマンやジェリー・ルービンなどを含むシカゴ・セブンの裁判。
・ブラックパンサー党やイッピーやウェザーメンなどの急進派の活動。

「60年代のそのムーヴメントは一瞬盛り上がって単に消えてしまった過去の特異な社会現象というよりも、その後の新たな世界へと向かっていく出発点だったと捉え直してみることもできるのではないだろうか」(訳者あとがきより)。

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

『ハーバード・サイケデリック・クラブ ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』

ドン・ラティン著 伊泉 龍一訳
¥3,850(税込)


カウンターカルチャーの始まりからニューエイジへ至るまで、時代を激変させた4人の交差する人生の物語。

LSDを通じての悟りの提唱者であるハーバード大学の心理学者ティモシー・リアリー。 世界の諸宗教についての専門家でMITの哲学教授ヒューストン・スミス。 インドを旅して求道者「ラム・ダス」となり帰ってきたハーバード大学の心理学者リチャード・アルパート。 ホリスティック・ヘルスと自然食品に関する提唱者となったハーバード大学医学大学院出身のアンドルー・ワイル。サイケデリック・ドラッグによる意識の拡大の後、彼ら全員が知性から直観、機械論的思考から神秘主義、学究的から精神的、科学的からシャーマン的な方向へと向かっていった。
そして、それぞれが独自の方法で、マインド/ボディ/スピリット運動の先駆者となり、ヨガ、菜食主義、東洋の神秘主義を西洋世界に広め、私たちの世界観に大きな変化をもたらすことになった。 この並外れた4人がハーバード大学でどのようにして出会ったのか、そして彼らのサイケデリック・ドラッグの研究プロジェクトでの実験が、いかにして本人たちの人生を激変させ、1960年代から1970年代にかけてのアメリカの文化を揺るがすことになったのか。本書において著者ドン・ラティンは、宗教ジャーナリストの視点からサイケデリックな60年代を改めて振り返り、そしてその意義を改めて問い直す。


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PROFILE

伊泉龍一(いずみりゅういち)

翻訳家・作家。主に音楽・映画・インテリア・建築・アート・フード&ドリンクに関 するブログを書いたり、本の翻訳や執筆をしています。

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